2005年06月05日

冷戦後の米国の動き、その単独行動主義の誤算、そして新たに台頭し始めた勢力を描いたトム・エンゲルハートの記事翻訳。
(本文リンクは原文のまま)



勝者と敗者
スーパーパワーの軌道から離れて
〔Winners and Losers
Moving out of the Superpower Orbit;Original Article in English/ZNet原文

トム・エンゲルハート〔Tom Engelhardt〕TomDispatch;2005年5月3日

ほぼ半世紀続いた冷戦において、やり合ったふたつの超大国〔superpowers〕のうち、一方――米国――が勝ち残った。軍事的に絶大で、経済的に強力に。決して優勢にならなかったもう一方は退散し、その帝国は崩壊し、民衆は飢えて絶望し、その軍隊は抜け殻となった。これはみんな知っていて、それなりに受け入れる話だ。筋が通っている。喧嘩も競争も戦争もそんな風に終わるとみんな予想する。

でももし、私が最近示唆した様に、冷戦は共倒れの対決〔loser/loser contest〕だったとしたら? にわかには信じがたいかもしれない。米国においてこの考えは、イマニュエル・ウォーラーステインの様な帝国衰退を研究するものを除いて、少し前までは笑いを誘っただろう、しかし少しずつ現実味を帯び始めているのかもしれない。

それはさておき、まずは、れっきとした冷戦の敗者と、勝者である米超大国が元ライバル、ソ連の残滓ロシアとその支配が及ぶ外部地域、「近外」〔near abroad〕にどの様に止めを刺したかという幾分秘密の――あるいは、少なくともほとんど報道されていない――話から始めよう。

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posted by Agrotous at 01:00 | TrackBack(1) | 世界的変革の兆し?
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