2007年09月29日

米州ボリーバル代替統合構想の銀行、年内に創設へ
〔Bolivarian Alternative for the Americas Bank to Be Established This Year:Original Article in English/Venezuelanalysis原文

クリス・カールソン〔Chris Carlson〕;2007年9月7日

メリダ、2007年9月6日――米州ボリーバル代替統合構想(ALBA)を構成する4カ国、キューバ、ベネズエラ、ボリビア及びニカラグアの代表は〔ニカラグア首都〕マナグアで会談し、ALBA銀行の設立について検討した。この新しい基金はその地域における社会及び経済開発を促進することに献身することになり、今年末までには運営できそうである、と高官らは語った。

「私達は私達の諸国に財政上の資源を注ぐ新しい形態をもたらす行動指針に基づいた、新しい地域的金融構造を確立している」とニカラグアの代表アルベルト・ゲバラ〔Alberto Guevara〕は述べた。

4カ国の代表らはマナグアにおいて設立に合意する文書に署名した。ゲバラによれば、各ALBA加盟国は基金に対する同格の参加権を有し、社会・経済発展において互いに捕捉し合うべく働いていく。基金が提供する融資は、国際金融機関の融資で一般的な条件付ではないことをゲバラは強調した。

この新しい開発銀行の、そして提案されている南米銀行〔Banco del Sur〕の根本的な意図のひとつは、地域の諸国を世界銀行と国際通貨基金(IMF)に対する依存関係から解放することである、と高官らは述べた。これらの機関からの融資は通例条件付である。それらの条件は、貧しい諸国の発展に損害を与え、先進諸国の利益に有利に働く、という意見が多数ある。

各加盟国が経済発展のために出資を望む分野や優先事項を定めることができること、そしてまた各国の発展に出資するべく銀行が資源を提供することをゲバラは断言した。その例として彼が挙げたものは、エネルギー、保健医療、水、及び小・中規模の産業である。

ALBA加盟諸国は更に、諸国間の複数の合弁事業の形成を話し合い、それらの運営に資金を供給するために、この銀行が用いられ得ることを言明した。財政的後ろ盾を伴って開発計画を実施できるよう、銀行が低利融資を加盟諸国に提供すると共に、他の諸国の加盟を受け入れる、と高官らは語った。

9月にキューバのハバナにおけるALBA閣僚会議でALBA銀行は更に議論され、その後に各ALBA加盟国の大統領らによって評価される。近い将来に銀行が運営開始できるように、協定が年末までに調印されるであろう、とゲバラは述べた。銀行の本部はベネズエラの首都に置かれことになるのだが、各加盟国にも支部が設けられる。

イラン、ALBA参加要請

イラン訪問から帰国したニコラス・マドゥロ外相は、イランが米州ボリーバル代替構想(ALBA)にオブザーバーとして参加することに関心を示している、と公表した。マドゥロはその要請を今週開かれた非同盟諸国会議において、イランのマヌーチェフル・モッタキ〔Manouchehr Mottaki〕外相から受けた。

モッタキはイラン政府がその要請をした理由は、ALBAが「それに準ずる諸国の間の連帯及び、相互尊重を基にした発展と協力のモデル」だからである、と述べた。

キューバのフェリペ・ペレス・ロケ外相は、ALBA銀行の検討に加えてイランの要請もハバナにおける9月の会合で論議される、と語った。

「加盟国にはならずにALBAとの安定した関係を築くことを望む諸国のための関与の他の形も話し合われる。そういった意味で、オブザーバーになるという彼らの意向がどの様な方法で実現されるのかについてイランに返答するべく、条件が整えられる。」

ペレス・ロケは、ALBAをウゴ・チャベス・ベネズエラ大統領によって提案された「新しい統合の仕組み」であると定義し、これまでのALBAの実績を強調した。

「私達は道を築き上げている。中南米とカリブ海には33の諸国があり、5億人近い住人がおり、それにはかなりのGNP〔国民総生産〕が伴う。もし私達が団結して行動すれば、私達は多大な勢力になれる。ALBA事業の成果は既に私達の諸国において感じ取ることができる。それは理論上の議論でもなければ、引き出しにしまい込む文書でもない。それは私達の諸国に利益を与える確固とした計画である」と彼は述べた。

posted by Agrotous at 21:49 | TrackBack(0) | 中南米全般
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