2007年07月28日

チャベス大統領「社会主義都市」と憲法改正を告示
〔President Chavez Announces “Socialist Cities” and Constitutional Reforms:Original Article in English/Venezuelanalysis原文

クリス・カールソン〔Chris Carlson〕;2007年7月23日

メリダ、2007年7月23日(venezuelanalysis.com)――ウゴ・チャベス大統領は〔首都〕カラカス近郊の最初の「社会主義都市」の発足時に複数の新たな告示をした。そこに含まれたのは、大統領の無期限の再選を許すこととなる提案されていた憲法改正や、公務員の高給の統制などである。

「私達はボリバル社会主義の理念を持って、資本主義の理念と闘っている」とチャベスは国営テレビで宣言した。軍や学校に対し彼の理念を押し付けているという非難に対してチャベスは、この国家に押し付けられてきた「よこしまな資本主義の理念」と彼の政権が闘っていることは「疑いない」、と述べることで返答した。

「私達は私達に、又この国の軍に売り込まれてきた帝国主義の理念と闘っているのであり、彼らはそれをもって私達を100年間爆撃してきた。私達が米国人のように考え、米国人を賛美するよう仕向けるために」とチャベスは述べた。

告知が成されたのは、首都のすぐ北〔バルガス州〕に位置するカミノ・デ・ロス・インディオスにおける、いわゆる「社会主義都市」をチャベスが正式に発足させた時である。これらの新しい社会主義都市は、チャベス政権が「権力の新たな幾何学」と称したものの一環になる。それは彼の完全な二期目に数えられる大統領任期における革命の5つの「原動力」のひとつである。チャベスによれば、「社会主義都市」は家族の生活に基づいて設計された小規模の生産的な生活共同体で構成されるのであり、「資本主義に仕えること」ではない、と彼は述べた。

「社会主義都市は環境保護の都市である。家族のための、民衆のためのものであり、機械や消費主義のためではない」と、最終的に建設が計画されている4280棟の内、800の共同住宅が建てられる建築現場で彼は説明した。

これらの新しい都市の建設は、ベネズエラの住宅危機に取り組むことに専念する新しいミッション、ミシオン・ビジャヌエバ〔Mission Villanueva〕の一貫である。これらの地域共同体を構成するのは、適切な住居が不足している貧しい地域の人々である。地域共同体全体は貧困地区から、4・5階建ての共同住宅群で構成された新しい地域共同体へと移転する。複数の報道によれば、これらの「社会主義都市」は、節電のため太陽光を建物の照明に利用することで、環境に優しいものになる。

他の「社会主義都市」はミランダ州及びスリア州において同様に建設中である。これらの地域共同体は、文化センター、医療センターや大学、そして他の社会的機関が併設される。大統領によれば、これらの地域共同体の目標は、人間的で社会的な価値を重要視する環境保護的な住宅を提供することであるという。

「まるでそれが機械が生活する場所であるかのように緑地の余地すら与えない共同住宅や小さな街路を作らせるために、これをある民間企業に与えるという訳ではない」とチャベスは述べた。

チャベスはこの住宅部門のために4200億7000万ボリバル(1億9570万米ドル)を承認し、それは住宅助成金と「社会主義都市」における新しい住宅の建設に運用される。

憲法改正

チャベス大統領は更に、大統領の無制限の再選などを許す憲法改正のための彼の提案について語った。数日の間に彼の提案を議論のために国民議会に提出するであろう、そしてその後それは国民投票に掛けなければならない、とチャベスは述べた。

共和国大統領の任期制限の撤廃に加えて、チャベスはこの改革が代議制民主主義という典型的な制度にも修正を加えることになり、伝統的な代議制民主主義の時よりも草の根レベルで民衆が活発な役割を担う参加型モデルの民主主義に向かっていく、と述べた。

「さて、大多数のベネズエラ人が承認することを私が望んでいる憲法改革に伴う……中心的な意図のひとつは、憲法上のレベルで民衆への権力の移譲を加速させる道を開けるという私の提案である」とチャベスは言った。

無期限の再選が知事や市長らにも適用されるべきであると述べた州知事たちへの返答で、チャベスはその考えを退けた。セリア・フローレス〔Celia Flores〕国民議会議長による先週の声明と同様に、チャベスは再選の可能性は大統領のみに当てはまると断言した。

「政治政党の皆のための祖国党(PPT)やPODEMOS〔社会民主主義党〕が州知事や市長にも〔無期限〕再選を望んでいる、と報道されている」とチャベスは述べた。「否、否、否。継続的な再選が許された場合、それは共和国の大統領のみでなければならない。」

それを正当化するチャベスの弁明は、市長や州知事の無期限再選を許すことは、「国家統合の事業とは無縁の流儀」を用いる「地域的元首」を許すことに成り得る、というものである。

改革に更に含まれるものは、首都を以前の連邦区へと変換することである。この改革は首都の自治体の市長ら――その内のいく人かは政治野党の手中にある――を排除することになる。

大統領は更に彼が「巨大な給料」と呼ぶものを稼ぐ公務員の給料を統制する必要性に言及した。チャベスによれば、国家機関や国営企業の高官らのなかには、国の財源を浪費する程の給料を得ている者たちがいるという。

「彼らは1500から2000ボリバル[月給7から9000ドル]稼ぐことを望んでいる。否! それを望む者は去ってもよい」とチャベスは述べ、1万4000米ドルの月給を受け取っていた国営通信会社CANTVの旧社長の例を挙げた。

「私達の誰もそのような給料を受け取ると考えてはいけない。私達は『巨大な給料』と闘わなければならない」と彼は言った。

他の声明と共に大統領はバリオ・アデントロ〔居住区に入ろう〕国家医療計画の第四段階の開始を宣言した。大統領によれば、この段階に含まれるのは2010年までの完成を目指した国全域の新しい病院の建設である。

以上全てが、チャベス大統領によって推進されている社会主義革命を構成している。彼は昨日、この事業が「マルクス・レーニン主義」ではなく、単に「社会主義、ボリバル主義、そして革命的」であると断言した。たとえカール・マルクスの理論や彼の「人類への貢献」を尊敬しているとチャベスが述べたとはいえ、チャベスは彼がマルクス主義者ではなく、マルクスの時代における状況は「野蛮な資本主義という私達の時代から大いに異なる」ことを断言した。

国全域の地域共同体会議で討議されている新しい統一社会主義党(PSUV)は、ボリバル革命の公式政治政党になることが決まっており、チャベスによれば革命の根底となる基本要素になるという。チャベスは国全域で実施されている形成過程に参加するよう民衆に呼びかけた。

「これは私達皆が活気を持って貢献しなければならない事柄の開始である」と彼は述べた。「私はこの21世紀の偉大な政治政党であるPSUVに係わり合うよう[民衆]に意欲を起こさせる努力を続けていく。」



posted by Agrotous at 22:14 | TrackBack(0) | ベネズエラ
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