2007年07月01日

ウゴ・チャベスの理想:地球の夢
〔Hugo Chavez' Vision: The Earth's Dream:Original Article in English/venezuelanalysis.com原文

アルド・ヴィダリ〔Aldo Vidali〕;2007年6月22日

著者のメモ:個人崇拝の危険についての助言を筆者は頂戴した。権力に取り付かれ、イタリアを戦争へと至らしめるまでムッソリーニが人々のために行っていた善行の数々に対する大衆の熱意を筆者は子供のころ目の当たりにしたのだが、ウゴ・チャベスの理想に対する筆者の熱意がそれを忘れさせた。人間は誰一人として自尊心や成功に対する誘惑に影響を受けないことはない。チャベスは善い事を行っているのだが、彼も普通の人間であり、彼が完璧でないことを彼が認めるであろうと筆者は信じている。2002年クーデター時に誘拐された後〔首都〕カラカスに帰ってきたときウゴ・チャベスがまず語ったことは、反対意見に対する敬意と憲法の尊重であった。石油侵略戦争において彼が最高司令官〔Commander in Chief〕であるという弁解を理由にG〔ジョージ〕・W・ブッシュによる米国憲法の危険な弾圧は、民主主義を愛する者全てに誰が権力についていようとも十分気をつけるべきである、という警告になっている。

「民主的社会主義は人々の愛である。」このベネズエラ大統領の言葉が、ある異なる世界――この惑星全域の若者が可能であると信じる公正で平和な世界――の誕生を宣言した。

国連総会でのウゴ・チャベスの演説は、筆者の記事「Hugo Chavez and the Devil's Recipe〔ウゴ・チャベスと悪魔のレシピ〕」を書くきっかけになった。それは最初に2007年1月29日にテキサス州クロフォードの「ローン・スター・アイコノクラスト」紙に、そしてその後2007年3月15日にVenezuelanalysis.comに掲載された。記事はチャベス氏の理想を、イタリア人映画監督フェデリコ・フェリーニの世界観と比較した。フェリーニとチャベスの両者ともが彼らの仕事において人々に対する愛と共感を表現している。フェリーニは映像の魔術師として、より人間らしい文化を生み出すことを手助けした。そしてチャベスは革命的解放者及び政治家として、この惑星をことによると破滅から救う異なる世界を生み出している。

「Hugo Chavez and the Devil's Recipe」は大いに国際的注目を浴び、世界中の人々から次のような質問が来た。如何にしたら偉大なイタリア人映画作家を理想家の南米政治家と比較することが可能なのか? 答えは、ウゴ・チャベスが人々を愛しているのみならず、世界の若者達の欲求と大望を完全に理解していることを彼が行動によって示しているからである。

フェリーニと同様にチャベスは裕福な者たちを嫌悪してはいないのだが、彼らが労せずして得た過度な富裕さによって、また数百万人の抑圧者であるという彼らの心にわだかまる自責の念によって心理的に歪んでいることを理解している。

したがって、世界情勢の狂気と残酷さの原因は、抑圧者と抑圧された者の両者が恐怖、強欲、そして地球の自然な豊富さは皆で分け合うには十分ではないという不合理な精神的近視眼という厭わしい現実によって人間性を奪われているという事実に起因している。

金持ちは他の人たちに犯罪的な苦難を科すことによって自らを病的にしており、また危険なほどに安全ではなくしている。抑圧された者や貧しい者は、生まれてから死ぬまでの悲惨な極貧及び絶望的な状態に変えられた人生にうんざりしている。

「持つ者」と「持たざる者」の両者ともが、異なる仕方で完全に非人間化されており、絶えず互いを憎んでいる。金持ちと権力者の不幸は精神医学の専門家にはよく知られている。貧しい者の病理は私達の満員の刑務所やスラム街において明白である。この増大する害悪は犯罪、自暴自棄なテロ、反動的な警察国家や犯罪的な侵略戦争としていずれ噴出する。貪欲で盲目な少数による不愉快な略奪は、数百万人にとっての偏在的な賃金奴隷や絶望的な貧困に帰着し、この世界を危険で悲惨なものにしている。

チャベスの啓蒙された平和的な革命はこの世界的な狂気を逆転させており、金持ちが中世の君主のように更に精神的に退行しないよう将来助けさえするであろう。ボリバル主義革命は、これらの多くの哀れな唯物主義的な魂が均衡感覚を取り戻し、再び人間になり、取り戻された心で命に触れることを助けるであろう。社会的に責任を持つ民主主義と経済公正のみがこの種の再生を成し遂げることができる。数々の悪弊が世界人口の益々増大する人々にとって更に明白になる中、そのような再生は大多数の敵意と憤慨から改心した抑圧者らを保護するであろう。

変化が迅速に起きない限り、この惑星の豊富な共通の富を公正に分け合う万人の生得権が私達全員から巻き上げられてきた、ということが――最も単純な者にとってすら――近いうちに自明のことになる。ある者たちが信じることは――地球の異なる地域における現在の反乱が立証するように――高まる認識が(飾り気のない例を用いれば)ギロチンを再興させ得る。専制君主、搾取者、石油やガスの強奪者、法外な値段を吹っ掛ける者や、軍産複合体の全ての高い地位にある盗人らの力を奪う迅速な手段として。そうすることはフランスが、王族の飼い葉桶でえさをほうばる王位に就いた君主や貴族階級の豚たちを追い払ったのと同様の速度で、私達の共和国を取り戻し、悪の帝国の終焉をもたらすであろう。

最近チャベス大統領は世界の注目を集め、偉大な指導者としての彼の高まる名声に直接比例してネオファシストのメディア売春婦らからの高まる敵対的な攻撃の対象になった。ホワイトハウスを新石器時代の洞穴に変えた野蛮人達〔troglodytes〕の断固とした歯に衣を着せぬ敵という評判を彼は獲得してきている。

「野蛮人」は適切な侮辱語であり、明確に理解される必要がある(私達の共和国建国の父のひとりトマス・ペインはこう記した:「人の気分を害する勇気がない者は誠実ではあり得ない」)、というわけで、以下はペンシルベニア通り1600番地〔ホワイトハウス所在地〕のカーペットに指の関節を当てて歩き回る現在のホワイトハウスの類人猿たちを侮辱するのに理想的であることを証明する「野蛮人〔Troglodyte〕」の辞書の4つの定義である。1.先史時代の穴居人;2.退化した、原始的な、あるいは残忍な性質の人;3.世界の出来事に精通していない人;4.地下に棲む動物。これゆえに、最高司令野蛮人〔troglodyte-in-chief〕を「ロバ」、「臆病者」、そして悪の化身そのものである「悪魔」と呼んだとき、チャベス大統領は完全に正しかったのである。

2005年12月5日月曜に、「In Vino Veritas〔ワインの中に真理あり:酔っ払った人は真実を語るの意〕」という名の地下ワイン貯蔵室に住む、反逆者や宗教的狂信者や他の狂人――最近亡くなったジェリー・ファルウェル〔極右キリスト教テレビ伝道者〕(いい厄介払いだ)のような――を笑いの種にした、政治風刺家たちによって運営されている匿名のブログ「Planetofa$$holes」に次のような記事が出た。我らが21世紀の大騒ぎにおいて現実感覚を持ち続けるための、けなし言葉の治癒的な利用法は爽快である。

理性的になりすぎることに用心せよ。狂人の国において、調和の取れた人物が国王になることはない。彼はリンチされて殺害される。―オルダス・ハクスリー

2004年3月2日カラカスで、ウゴ・チャベスは思慮深くこう宣言した。「ジョージ・W・ブッシュは馬鹿である!」この事実に即した意見をもって偉大なベネズエラ大統領は国際関係における率直な誠実さの新たな時代に着手した。それは、あらゆる場所のまともな人々が、世界的な抑圧者とペテン師の本当の姿を見通し、彼らを惨めな馬鹿共であると正確に特徴付けることを容易にした。

ウゴ・チャベスがそうするように、国民を愛する国家元首が、最も一般的で融通の利くけなし言葉――「馬鹿」――を用いて、地球で最も強力な帝国の異常な嘘つき最高司令官〔liar-in-chief〕を形容したいま、この偉大な中南米の大統領を賞賛する時が来たといえる。

ウゴ・チャベスは、個人的な富に対する極端な欲望や、汚職の犯罪的な文化、又おびただしい大多数の人間を絶望的な貧困に捉える規制のない物質主義を軽蔑している。だれも過度に所有する権利をもっていない、と彼は信じている。貧困に満ち溢れた世界における贅沢さは下劣であり、退廃しており、犯罪的である。莫大な金をたとえ不道徳的であったとしても合法的に稼いだ、と富豪らがどれほど抗議しようともそれは変わらない。合法性は誠実さと同意義ではない。

チャベスに関するこの点を理解し、また「道」、「カビリアの夜」や「甘い生活」といったフェリーニの作品を見ることで、フェリーニとチャベスの両者ともが、私達の目の前で地球をむさぼり食う規制のない資本主義・企業体制の魂のない残酷さや残忍な不誠実さを明確に承知していることを容易に理解できるようになる。

卓越した心でフェリーニとチャベスが理解したことは、世界が完全な混沌へと崩壊しないよう留めるのは――自らの家族を養うのがやっとな分を手にするためだけに懸命に働く――普通の人々の善良さである。両者ともがすぐそこに迫る我慢の限界及び社会的同情の失敗を見てとった。

大きな希望で数えきれない人の心を打つ理想が、抑圧も貧困もない世界を目指すウゴ・チャベスの使命である。チャベスは歴史の理解と未来に関する現実主義をあわせ持つ数少ない政治家のひとりである。悪魔の様な物質主義者らが恐れることは、血にまみれた抑圧者たちのむき出しの姿を見るよう眠っている一般大衆を彼が目覚めさせることである。彼らのチャベスに対する猛烈な嫌悪はまるで、眠っている子供を貪り食おうとしている最中に突然スポットライトを当てられたハイエナのけたたましい反応のようである。その無垢な子供が表しているのは、テレビによって催眠術をかけられた大衆――ハイエナたちが彼らの国を貪り食っていることに彼らが気付くことを妨げる意味のないゴミを見ている大衆――である。チャベスはこの全てを理解している。

その異なる世界に向けた彼の第一歩は、民主的で、人々のための社会・経済的公正を伴った統合された中南米というシモン・ボリバルの夢の復興である。真に民主的な中南米の統合は優れた実例を確立するであろう。それは世界的な規模で社会的進歩を拡大させること、また少数による貯蔵と抑圧ではなく、養育性、責任と公正を基にした維持可能な生き方という考えを普及させることができる。

ウゴ・チャベスは更に、この新たな人間らしい良心を広め、隣人に対する積極的な愛という模範を復活させるための重大な団結した努力の必要性をも理解している。彼は世界の若者が悪の帝国のプロパガンダ情報操作組織を迂回し圧倒できるよう、自由な国際メディアの開発や電子ネットワークの独立の保護を望んでいる。あらゆる地域――ヨーロッパ、アジア、北米等――の抑圧された人々は、この世界的な革命に参加し貢献することを望んでいる。異なる世界の夢は今現在生まれているのであり、チャベスはその華麗な新生児を生み出す手助けをしている。私達全ての子供達の未来や生命、環境に献身したひとつの魂として、北〔先進諸国の人々〕が南〔発展途上国〕と統合したとき、世界はついに安全になる。

ブラジル、ポルト・アレグレのギガンティーニョ・スタジアムにおける2005年世界社会フォーラムの最中ウゴ・チャベスは、有名なスペイン人作家兼ジャーナリストのイグナシオ・ラモネによって熱心に紹介された。以下がチャベスの返答である:

彼の紹介の中で、イグナシオ・ラモネは私を新しい類の指導者だと述べた。イグナシオの様な聡明な人の言葉だから、私はこれを受け入れよう。とはいえ私は過去の指導者に感化されている。

その中の一部はとても古い、例えば偉大な革命家の一人、歴史的な反帝国主義者の戦士、真の救世主、貧者の救済者、イエス・キリストがそうだ。

この地を横断し、人々に希望を与え、彼らを解放する手助けをしたシモン・ボリバル。

あるいは、オートバイで大陸横断をし、中米に到着した時に、この大陸における北米の帝国主義者が仕掛けた数え切れない暴行の一つ、1955年の米国人のグアテマラ侵略を目撃した、あのアルゼンチンの医師〔チェ・ゲバラを指す〕

または、あのあごひげを生やした老人、フィデル・カストロ、〔この後に続くのはすべて中南米で英雄視されている歴史上の人物〕アブレウ・リマ、アルティガス、ホセ・サンマルティン、ベルナルド・オイギンス、 エミリアーノ・サパタ、パンチョ・ヴィラ、サンディノ、モラサン、トゥパック・アマル、これら全ての過去の指導者たちから人はインスピレーションを受ける。

過去の指導者たち、私は彼らを理解する、なぜなら彼らは本物であり、彼らは皆帰ってきたのだから。

現在我らは数百万である。

この中の一人は死を間近にして、こう叫んだ。「私は今日死ぬが、いつの日にか私は帰ってくる、数百万となって。」

アタワルパは数百万となって帰ってきた。トゥパック・アマルは数百万となって帰ってきた。ボリバルは数百万となって帰ってきた。スクレ、サパタ、そしてここにいる私達。彼らは再来して私達と共にいる。この満員のギガンティーニョ・スタジアムにおいて。訳注1

ウゴ・チャベスは今日の偉大な革命的指導者である。世界中で過去の指導者たちの精神が新しい世代の心に再来している。ベンジャミン・フランクリンは帰ってきた。クレージーホースは帰ってきた。ジョセフ酋長、シッティング・ブル、マーティン・ルーサー・キング、マルコムX、ヘンリー・ソロー、JFK〔ジョン・F・ケネディ〕。彼らは数百万である。抑圧者たちに警戒させよう。

そして私達皆が、私達の兄弟姉妹らに対する積極的な愛なしには真の精神的認識は決してないことに用心しなければならない。抑圧者らに学ばせよう。それがイエス〔・キリスト〕が教えたことである。それが〔マハトマ・〕ガンジーやマーティン・ルーサー・キングが立証したことである。

ウゴ・チャベスがボリバル主義の民主的社会主義とは「人々の愛」であると述べるとき、ベネズエラ大統領は自らをキリスト教徒であり解放者であることを証明するのである。彼は全てのまやかしのキリスト教徒――戦争を呼びかけ口から泡を吹き、南半球の偉大なボリバル主義の指導者の暗殺を求める太っていて、偏狭なテレビ伝道者たち――を恥じ入らせている。パット・ロバートソンやジェームス・ドブソン、故ジェリー・ファルウェルや、他の全てのより劣った状態にある人種差別主義者らのような人間のくずにとっての詐欺的な純潔さの日々は終わった。それはまた解放の神学に反対し、幼児虐待を常習的に行い、世界のムッソリーニ、ピノチェトやソモサの様な人々を支援した偽りのカトリック教徒にも同様のことが言える。

ウゴ・チャベスは、社会的・国際的体制の再評価と再建へと世界を導く現在の運命の人である。そこには、真に民主的な世界的な討議の場としての国連の再生から、独立し協調的な数々の社会で構成された世界の家族において同等の立場を伴う現代の時代へと貧しい諸国を引き上げる新しい公平な条約の数々までが含まれる。

2004年5月、カラカスに集まった非同盟諸国の29人の国家元首の前に立った時、チャベスは聴衆を活気付かせた。彼は「発展途上国の良心〔Conscience of the South〕」について語り、グローバライゼーションがブッシュ主義の新世界秩序を承認するよう強要する悪巧みに長けた操作であることを示した。それは、富の安価な生産者及び残飯や廃物の受取人に留まるよう強制することによって、抑圧された諸国を完全に隷属させるために金持ちが押し付けたものである。

その会議でウゴ・チャベスは北半球に住む人々のわずか15%のみがグローバライゼーションの利益を享受しているという驚異的な事実を繰り返した。世界の素晴らしい科学技術的な発展が全ての人類に対する富と幸福を生み出す能力があるにもかかわらず、いかにしてグローバライゼーションそれ自体が従属関係と貧困をもたらしたのかを彼は示した。

帝国主義的な新世界秩序の素顔を見ることができるのは特に発展途上国においてである。そこでは7億9千万人が飢えており、8億人が無学で、6億5千4百万人が40歳を越えて生きることはない。これが富豪たちが強いる新経済秩序の無慈悲な側面である。毎年発展途上国において1千百万の5歳以下の無力な少年や少女が死亡している。子供達は毎日3万人、毎分21人という恐ろしい速度で死亡している!

とはいえ数は十分ではなく、チャベスはそれを承知している。裕福な諸国の何百万という人たちが見てみぬ振りを止めるよう、彼はメディアがその非常に恐ろしい現実の映像を流すことを望んでいる。チャベスは完璧ではないのだが、彼は圧政に苦しむ者たちのための戦士であり、大衆のためのより良い人生のための希望を代表している。

ベネズエラと米国における裕福な搾取者がチャベスを誹謗中傷するという事実は、サウジ王家の専制君主らよりも20%多い石油埋蔵を彼が掌握しているとはいえ、ウゴが法外な値段を吹っ掛ける者の腹黒い犯罪集団の一員でないことの証明となる。統制された米国メディアは巨大石油クラブの一員、特にサウジに対する攻撃を許されることは決してない。チャベスは門外漢であり、危険な、世のための人であり、2002年の米国に資金を供給されたクーデター未遂でブッシュとその取り巻きが殺害しそこなった反抗者なのである。

フェリーニはチャベスを敬愛したであろう。フェリーニは、光と色彩で世界を出来事の構図として注意深く見る方法、また人生の音響と音声を聞く方法を私達に示した。彼は金持ちの愚かさによって抑圧された人類を見て取り、金持ちを利己的、浅薄で無感覚な過剰さに埋もれたさまよえる魂であるとみなした。彼は退廃的な宗教によって育まれた無知そしてカルトを、権力者を常に助けた抑圧の道具であるとみなした。

ウゴ・チャベス大統領は、フェリーニのように、ローマカトリック教会の政治干渉に抗議し、政治と宗教の分離を理解していることを示した。2007年5月13日、ブラジル訪問中ベネディクト16世は2つの著しく良識に反する声明を出した。「キリスト教は外国文化によって強いられなかった」及び「キリストは[アメリカ大陸の先住民らが]暗黙のうちに切望した救世主であった」である。彼は更にコロンブス以前の信仰の再興は「一歩後退」であると非難した。こうした横暴な物言いはメキシコを含めたあらゆる地域の先住民族の抗議を誘発させた。

エクアドルの先住民たちはベネディクト16世がスペインとカトリックの蛮行の歴史に関して無知なようであることに衝撃を受けた。〔エクアドル〕先住民連合〔CONAIE :訳注2はこう返答した。「疑いなく、教皇はその時代のカトリック教会の代表者らが、尊敬に値する例外は別として、人類の歴史を通して最も恐ろしい大量殺戮のひとつの共犯者、詐欺師及び恩恵を受ける人々であったということを承知していないのであろう。」

これを見て見ぬ振りをするにはあまりにも正直なベネズエラのチャベスは――カトリック教国の指導者にとって問題をはらむにもかかわらず――公に教皇にこう尋ねた。

彼らが福音を説くために来たと何故言えるのか……彼らが火縄銃(小火器)を持って改宗させようとしたと? 如何なる種類の押し付けも伴わなかったと? ……その征服〔La Conquista〕は第二次世界大戦時のホロコーストよりもはるかに酷いものだったのであり、誰もそのことを否定しない。キリストはそれよりも遥か後にアメリカに到来した。彼は(クリストファー・)コロンブスと共に到来したのではない。それは反キリストの到来であった……国家元首として私は聖下に我らがアメリカの人々に謝罪するよう請う。それが正しいことであると私は信じている。

チャベスはキリストの教えの真実のために戦っているのであり、王権あるいは銀行を通した抑圧者らにほぼ常に手を貸してきたバチカンの政治のためではない。世界中の組織宗教は現在、過去そうであったのと同じだけ、大衆から金を巻き上げ、恐怖を広め、割引で救済を約束することに留まっている。チャベスは愚か者ではない。いかなる信心家的なごまかしも彼を脅迫することはない。カトリック権力がカトリックのローマの中心地で活躍したフェリーニを脅迫できなかったのと同様に。

世界の狂気に対するフェリーニの答えは、生きる喜びに参加することであった。ユーモア、同情やそして何よりも、悪に反抗するのと同等に強固な愛を持って。

フェリーニとチャベスは過去の無数の偉大な英雄の先頭に立って進軍する万人の同志であり、そして誕生する過程にある新たな異なる世界の創始者の中に数えられる。

更なる情報はaldo@uneco.orgからアルド・ヴィダリに連絡せよ。

「One American」はhttp://www.communication-evolution.org/the-filmで視聴可。


訳注:

1.この演説の訳文は「資本主義は残忍」を参照。

2.CONAIE(Confederación Nacional Indígena Ecuatoriana :Confederation of Indigenous Nations of Ecuador)の日本語名は定まっておらず、「エクアドル先住民連盟」、「エクアドル先住民族総連合」、「エクアドル先住民連合」、「エクアドル先住民族連合」、「エクアドル先住民族連盟」等がある。

posted by Agrotous at 23:16 | TrackBack(2) | ベネズエラ
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