2005年12月23日

ベネズエラ、アルゼンチン国債を購入、IMF債務返済を後援へ

〔Venezuela Buys Argentine Bonds, Backs IMF Payoff: Original Article in English/Venezuelanalysis.com原文

シモーヌ・バリボー〔Simone Baribeau〕;2005年12月21日


カラカス、ベネズエラ、2005年12月21日――24億ドルのアルゼンチンの債務をこの先数ヶ月で購入するというチャベス政権の合意とともに、中南米はIMFからもう一歩遠ざかり、地域統合へと一歩前進した。

この決定は国際通貨基金(IMF)に対する債務を返済し終わるというアルゼンチンの公表に続いて訪れた。ベネズエラ大統領ウゴ・チャベス・フリアスはこの決定を賞賛し、「アルゼンチンがIMFへの依存を終わらせることに手を貸す」ことを誓った。

アルゼンチンの大統領ネストル・キルチネルは、アルゼンチンが3分の1以上の外貨準備金を使いIMF債務を返済しているのだが、その外貨準備金は敏速に補給されることとなっており、それは部分的に2006年の前半までにベネズエラが購入し終える24億ドルの国債のためである、と述べた。これは今年これまでのところベネズエラが購入したアルゼンチンの債務のほぼ2.5倍である。

この一組の国債購入の一番目にアルゼンチンは、ほぼ5億ドルの6年物ドル建て国債を市場相場でベネズエラに売却すると公表した。

IMFへ完済するというアルゼンチンの決定は、ワシントンの新自由主義経済政策を否認する、一連の中南米の動きのうちの最新のものである。ブラジルは同様に最近IMF債務を完済し、この地域全域の大統領ら、例えばアルゼンチンのキルチネルが、過去20年間の経済政策を否認するという政綱を基にして、選挙にますます勝利している。土曜日〔12月17日〕に、ボリビアのエボ・モラレスがその様な選挙運動で勝利した最新の大統領候補となった。

ワシントンに基盤を置く経済政策研究センター〔Center for Economic and Policy Research〕の調査によれば、1980年から2000年の間、IMFの指導の下、この地域は先の20年間に比べ、ほぼ8倍の経済成長の減少を体験した。2001年の終わりに、かつて良き経済統治〔good economic governance〕によるIMFの成功の良き典型例〔poster child〕であったアルゼンチンは、この地域の最悪の経済崩壊のひとつを被った。

アルゼンチン国債をさらに購入するという決定は、チャベス政権がベネズエラと残りの地域との経済関係を増強するべく採ってきた一連の手段の最新のものである。今月の初めにベネズエラ政府は、1999年の債務不履行〔いわゆるデフォルト〕以来発行されてきたエクアドルの国債のうち約4パーセントである2500万ドルを購入した。同じく今月始めにベネズエラは、地域貿易と経済統合の協定であるMERCOSUR〔南米南部共同市場〕の正式な投票権を持った一員となるべく軌道に乗った。

別の方法として、チャベスは、ワシントンが取り決める経済政策の対象とならずに諸国が融資を受けることを可能にするため、南米諸国が「南部の銀行」と呼ばれるIMFの代替を創設することを提案した。「ベネズエラは自らの準備金の一部を寄与するし、ブラジルも自らの準備金の一部を寄与し、加えてアルゼンチンと他の諸国も」と彼は述べた。

アルゼンチン国債の最新の購入は、ベネズエラをアルゼンチン債務の今年最大の購入者にした。ベネズエラとは異なり、市場はIMFへの返済というアルゼンチンの決定に消極的な反応を示し、アルゼンチンの株式、国債そして通貨が当初下落した。ブルームバーグ〔Bloomberg〕によれば、多くの米国の金融分析家は、10月にベネズエラが市場が要求するよりも2200万ドル多く国債を買ったことを指摘し、アルゼンチン国債を買うというベネズエラの決定を、経済的ではなく政治的であると非難した。ベネズエラ高官らは、国債の売却を通じ彼らが既に4000万ドルの利益を得ており、エクアドルの国債も同様に価値が上昇した、と応戦した。

しかしながら、チャベスが度々IMFの影響から解放された地域を訴えてきた一方で、アルゼンチンはこの機関との全ての関係を断ってはいない。「IMFは危機にあるが、経済的宇宙の基準であることに変わりはない」とキルチネルはアルゼンチンの日刊紙「クラリン〔Clarin〕」に語った。



posted by Agrotous at 22:41 | TrackBack(0) | ベネズエラ
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