2007年04月28日

CIA、ウゴ・チャベス殺害目論みか?
〔Is The CIA Trying to Kill Hugo Chávez? :Original Article in English/ZNet原文

クリス・カールソン〔Chris Carlson〕;2007年4月19日

「あのくそ野郎を殺してやりたい」と、ベネズエラのトーマス・ギジェン〔Thomas Guillen〕国家警備軍大佐は妻との録音された電話で言った。昨月ベネズエラ国営テレビ局で放送されたその通話で、大佐はウゴ・チャベス大統領を殺害する彼と彼の父親の計画を明かした。翌日、大佐と彼の父親、退役したラモン・ギジェン・ダビラ〔Ramon Guillén Dávila〕将軍はベネズエラ大統領殺害を企てたとして逮捕・拘留された。[1]

ここ数週間ウゴ・チャベスは、米国が彼を殺害する計画を立てており、彼と彼の政権に対する活動を増大させている、という警告を強めてきている。チャベスは更に、CIA〔中央情報局〕が有名なキューバ人テロリストでCIA工作員のポサダ・カリレスと提携して彼の暗殺計画を企てていると主張してきた。だがこのなかに僅かな真実もあるのだろうか? これは米国のもうひとりの公式の「敵」を殺害する典型的なCIAの陰謀なのであろうか? CIAとラモン・ギジェン・ダビラ将軍の間の繋がりを一瞥すると、それが確かに可能性のひとつであることを垣間見せる。

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2007年04月22日

超国籍資本主義
ウィリアム・ロビンソンとのインタビュー
〔Transnational Capitalism
An Interview with William Robinson:Original Article in English/ZNet原文

ウィリアム・ロビンソン&エレフテロティピア〔William Robinson and Eleftherotypia〕;2007年4月13日

カリフォルニア大学サンタバーバラ校の社会学、グローバル・国際学、及び中南米とイベリア学〔スペインとポルトガルに関する研究〕の教授

ギリシャの新聞紙「エレフテロティピア」によるインタビュー

1.新たな形態の権力と新たな形態の抵抗を伴った、新たな段階への世界的な歴史的過渡期を私達は目の当たりにしている、と貴方は論じています。まず、現在の資本主義に関して目新しいことは何でしょう?

この新たな時代の主な特徴は、真に超国籍資本及び、新たな世界的に統合された生産・金融体制の台頭です。生産は無数の絶えず変化する局面へと分裂してきており、それらは地球全域で分権化され分散されました。その結果、いくつかのはっきりとした区分は機能の上で生産と流通の莫大な世界的連鎖網に統合されています。各々の自律的な国家経済は構造改革され、対外的に統合されてきており、それゆえに各「国家」経済はより大規模な世界的生産体制の構成要素の一部に成りました。

さらに現在真に世界的な金融体制があります。国家的な金融体制といったものはもはや存在していません。実際に、資本の中で金融資本は最も流動的で最も多国籍化された部分です。このことには重大な含みがあります。貨幣資本はサイバースペースに存在しており、そこで国境は認識されず、直面するのはたとえあったとしてもわずかな国家統制のみです。貨幣資本は固定資本を副次的なものにします。貨幣資本を支配する者は、金融操作によって世界の如何なる場所においても富を着服し、それらを進行形で世界の別の場所へと移転させることができます。

この世界的に統合された生産・金融体制は、世界の全ての場所において、世界経済を動かしている巨大超国籍企業の周辺で編成された、拡大する資本の相互浸透を強めています。

そこには資本の超国籍化〔transnationalization〕を助長する重大で新たな仕組みがあります。例えば、世界経済の主要な中心地から、世界中の全てでなければ殆どの首都への株式市場の普及は、24時間の取引とあいまって、かつてなく大規模な世界的取引を、したがって株式の超国籍的な所有を助長しています。国家的な金融体制の世界的な統合と貨幣資本の新たな形態は、二次的な金融派生商品〔デリバティブ〕市場も含め、資本の所有を超国籍化することをも容易にしています。

統合の他の仕組みは、海外直接投資の急騰、TNC〔多国籍企業〕関連会社の普及、国境を越えた合併・買収〔M&A〕の目を見張るような拡大、取締役会の超国籍的な兼任の進展、国境を越えたあらゆる類の戦略的提携の普及、そして超国籍ビジネス頂上団体〔peak business associations〕の高まる影響力です。

こうしたやり方で、超国籍資本家階級が資本主義グローバライゼーションの明白な仲介人として現れたのです。

2.あなたは国家的・地域的な資本家がもはや存在していないと言っているのではないですよね?

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2007年04月14日

バリオからの展望
都市部大衆運動の表れとしてのウゴ・チャベス
〔A View from the Barrios
Hugo Chávez as an Expression of Urban Popular Movements:Original Article in English/ZNet原文

スジャータ・フェルナンデス〔Sujatha Fernandes〕;LASA Forum;2007年4月7日

LASA Forum, Winter 2007〔Vol 28, Issue 1, pp 17 – 19〕に出版された

ベネズエラのウゴ・チャベス大統領の急進的な軌跡は、中南米専門家ら、民主化の権威、政策立案者や活動家の間で議論を呼ぶ話題であり続けた。ある者たちは、法の支配に関するチャベスによる軽視及び政党体制の崩壊であると彼らがみなす事柄を嘆く。彼らは彼を、伝統的な社会制度を迂回し大衆と直結した繋がりを創出した他の新大衆主義〔neopopulist〕の指導者らと比較する。他の者は、伝統的な社会制度の秩序の維持よりも、貧困とゆるぎない不平等の歴史的な問題に取り組むという彼のより重大な問題を擁護する

ベネズエラにおける1980年代の債務危機の後、及びそれに続く民営化と新自由主義構造改革の波の後、貧困は劇的に拡大した。貧困線以下で暮らす人口の割合は1984年の36パーセントから1995年には66パーセントになった。この莫大な相違を考慮すると、チャベスのそれの様な急進的な政策は、社会的支出を拡大させ、富を再分配するために正当化され得る。

けれどもチャベスの支持者らは、彼を誹謗する者達と同様に、チャベス自身の手に多大な権限を委ねているように思われる。政策を組み立て、計画を立案し、まとまりのない大衆に方向性を与えることに責任がある唯一の人物として。ベネズエラ革命の政策議題を形作る上で、どちらの側も大衆社会部門の役割に注意を向けていない。チャベスについての私自身の擁護は、彼の適切な政策や計画に対する承認のみならず、大衆の意識が戦い勝ち取った一定の領域を彼が象徴している、という私の信念から来ている。

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2007年04月07日

チャベスは安定に対する脅威か? 否。
〔Is Hugo Chavez a Threat to Stability? No.:Original Article in English/ZNet原文

マーク・ウェイスブロート〔Mark Weisbrot〕International Affairs Forum;2007年4月4日

〔文中リンク原文ママ〕

「ベネズエラのウゴ・チャベス大統領が〔中南米の〕地域的な安定性に対する脅威であるかどうか、またブッシュ政権を含め彼を批判するものたちは如何にして応じるべきか」という質問について意見を述べることを私は求められた。これは簡単な質問である。

チャベス大統領の政策や声明に同意しようと異議があろうと、彼や彼の政権が地域的な安定に対する脅威であるという考えは馬鹿げている。それどころか、それよりも遥かに理にかなった論を挙げることができる。彼の政権がその地域の安定化に貢献した、と。

そのやり方は、自らの500億ドルの外国為替準備を利用し、最後の手段としての債権国の役割を果たし、その地域全域の諸国に対する財政援助の他の形態を提供することによってである。それはこれまで国際通貨基金〔IMF〕が行ってきたと言われているが、ほとんど行わなかったことである。それが今特に重要なのは、中南米が重大な歴史的推移を体験しているからである。その地域のおおよそ半数の人口を左派諸政府が統治している今。

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